ROE、礼拝空間の進化を支援 10年にわたるパートナーシップでメッセージをより鮮明に届ける
米国チャッツワース(2025年8月)世界中の礼拝空間は、建築面だけでなく体験面でも進化を遂げています。小さな礼拝堂から複数キャンパスを持つメガチャーチ、そして世界的な信仰系テレビネットワークまで、スクリーンは現代の物語を伝える重要なキャンバスとなっています。こうしたニーズがますます高まる中、ROE Visualはこの進化の一端を担えることを誇りに思います。パートナーの皆様とともに、信仰コミュニティが人々をつなぎ、インスピレーションを与え、メッセージをより心に響く形で届けられるようサポートしています。
プロジェクターからスクリーンへ
10年前、教会が静的なバナーや投影システムから、より没入感のあるデジタル環境へと移行し始めた頃、ROE Visualは明確かつ一貫した使命を掲げて礼拝空間分野に参入しました。それは、パートナーの皆様のニーズを深く理解し、卓越したビジュアルソリューションを提供することです。
Elevate Life Church
ツアー、ライブイベント、放送の分野で培った経験を活かし、2016年に最初の一歩を踏み出しました。最初の導入事例となったElevate Life Churchでは、信頼性と卓越した映像パフォーマンスを評価いただき、ROE VisualのBlack Pearl BP3を採用いただきました。翌2017年にはChurch of the HighlandsでもBlack Onyx BO3が導入され、没入感のある礼拝を支えるために、より信頼性が高く高品質な映像ツールの必要性が認識されました。
Church of Highlands
軽量化への移行
教会が対面式礼拝でLED技術の活用を深めるにつれ、市場には明確な変化が現れました。それは、より軽量で柔軟性の高いパネルへの需要の高まりです。こうしたソリューションは、急速に進化するステージデザインをサポートする柔軟性を提供すると同時に、リギングポイントが限られていたり、耐荷重が少ないといった多くの礼拝空間に共通する構造上の制約にも対応可能です。
Transformation Church
Transformation Churchは、この流れの初期からLED技術の導入を積極的に進めた教会のひとつです。2019年、ROE Visual初の軽量パネルDiamondを用いてビジュアル面での新たな挑戦をスタートしました。その後、会衆規模やクリエイティブビジョンの拡大に伴い、Graphite へとアップグレードし、さらに最近ではBlack Marble パネルも導入しました。ステージ全体をより没入感あふれる演出空間へと進化させています。
Shoreline City Church
Shoreline City Churchも同様のアプローチを取り入れました。ステージデザインの中心に Carbon CB3 パネルを採用し、その後さらにGraphiteパネルを追加して、壇上の上部に印象的なハロ(光輪)型スクリーンを創り上げました。この追加は視覚体験を一段と高めるだけでなく、バルコニー席の来場者の視界向上や、全礼拝における一貫した映像演出を実現するなど、重要な機能面にも対応しました。
ライブ配信礼拝の台頭
Lifeway Researchの調査によると、現在米国のメガチャーチの約70%がマルチサイトモデルを採用しています。このモデルでは、メインキャンパスで行われる説教を大型LEDディスプレイを通じてサテライト会場へ配信します。各会場は独自の礼拝チームとコミュニティを持ちながらも、映像を介して全員が同じメッセージを共有できるのです。同時に、信仰をテーマとしたテレビネットワークも拡大しており、プロレベルの高品質なライブ配信に対応できる放送スタジオのニーズが高まっています。
今や多くの礼拝参加者にとって、映像は「付加要素」ではなく、礼拝そのものの中心的な体験となっています。オンラインで参加する人々は、すべてをスクリーン越しに体感するため、カメラワークや照明、LEDディスプレイなどが非常に重要な役割を担います。礼拝空間で起こるすべての瞬間が、家庭で視聴する人々にも明瞭に伝わり、心に響くよう演出することが求められるのです。
Daystar TV
Daystar TVは、最先端LEDテクノロジーが信仰系放送をどのようにレベルアップできるかを示す好例です。当社との協力は約10年前、優れたインカメラ性能、長寿命、低メンテナンス性を備えたBlack Onyxパネルの導入から始まりました。これらは放送環境に理想的な特性です。最近、Daystarはスタジオを Black Pearl BP2V2 パネルやBlack MarbleのLEDフロア、カスタムストリップ構成でアップグレードしました。これらの最新設備によって、Daystarは世界中の20億人以上の視聴者に、より視覚的に魅力的で、心に響くコンテンツを届けることができるようになりました。
教会とともに進化
この歩みの中で、私たち自身が直接目撃してきた進化するニーズへ応えるため、JETが誕生しました。JETは、教会が長年にわたり求め続けてきた「信頼性の高いインカメラパフォーマンス」「柔軟なデザイン性」「使いやすさ」「メンテナンスの簡易化」といった要求をサポートします。全く新しいものを導入するのではなく、JET はこれまでの知見を思慮深く統合したものであり、教会が今いる場所に寄り添い、これから向かっていく先を支える存在です。

10年が経ち、テクノロジーも市場も成熟してきました。LEDソリューションは、今ではより身近でコストパフォーマンスも優れているため、より多くの教会が自らのメッセージを伝えるための強力なツールとして採用できるようになっています。
「礼拝の本質は、人にあるのです」
「技術は、その目的を高める手助けとなる場合にのみ意味を持つものです。私たちは、教会やインテグレーターの皆様が、ステージ上でも自宅のスクリーン上でも、意味ある礼拝体験を創り出すことを支援できることを光栄に思います」と、ROE Visual USのマネージングディレクター、Frank Monteroは述べています。